「妊娠している」ことを表現するのによく使われる語は pregnant です。
pregnant は形容詞ですので、例えば「妊娠している」という場合は、以下のように言います。
妊娠しているの。
なお、妊娠していない状態から妊娠した状態に変化したことを強調する場合には、become pregnant と言えばニュアンスが伝わるでしょう。
妊娠したの!
be動詞を使うと「今その状態にある」ということを示すのに対し、become を使うと「その状態になった」というニュアンスになります。
「妊娠している」の意味で使う expect
pregnant は結構直接的な表現ですが、少しぼかした感じで expect を使うことも多いです。
妊娠しているの。
a baby の部分は言っても言わなくてもいいでしょう。言わなくても通じます。逆に、言うとちょっと冗長かもしれません。
この expect は、「予期する」という意味で覚えている人が多いと思いますが、「出産を予定している=妊娠している」という意味でもよく使われます。私個人の印象では、I’m expecting. の方が I’m pregnant. よりも比較的よく聞くような気がします。
なお、夫の立場で言う場合は、pregnant を使う場合は My wife is pregnant. のような感じになりますが、expect の場合は、We’re expecting a baby. のように、夫も当事者のような形で言うこともできます。
My wife is pregnant. でも全然問題ないのですが、We’re expecting a baby. ほどに「一緒に赤ちゃんを授かる」ニュアンスはありませんよね。
また、expect にネガティブな感情はあまりありませんが、pregnant は、時に望まない赤ちゃんについても使うことがあります。
彼女が妊娠しちゃったよ。どうしよう…。
「出産予定」に関する表現
妊娠したら、「出産予定日」に関してほぼ必ず聞かれます。
例えば、「来週産まれる予定なの」と言う場合、どのように言えばよいでしょうか。
私の赤ちゃんは来週産まれます。
この表現でも正しいですし、通じます。ただ、かなり説明口調です。
もうちょっとブロークンな感じで言いたい場合は、上述の expect を使うこともできます。
来週赤ちゃんが産まれるの。
もしくは、due を使って以下のように言うこともできます。
来月出産予定です。
この due は due date(支払期日)などのような形で使うことが多いと思いますが、「出産予定」に関してもよく使われます。
例えば、「出産予定日はいつですか?」と尋ねる場合は、以下のような表現を使います。
When is your baby due? (When is the baby due?)
When are you due?
When is your due date? (When is the due date?)
この「出産予定」という意味で使われる due は、手元の辞書を見てもちっちゃく例文で載っている程度なので、知らない人も多いと思います。ですが、「出産予定」に関する表現でよく使われるので、ぜひ覚えておきましょう。