absent の意味は「欠席の」だけじゃない?意外な absent の前置詞としての使い方

absent は、「欠席の」という意味の単語で、日本では確か中学生で習うような基本的な語です。

He is absent from school.
彼は学校を休んでいる。

こんな感じで習ったと思います。

このように、一般には形容詞のみの用法が知られている absent ですが、実は absent には、前置詞としての用法もあるのです。

前置詞の absent は、「…なしで」とか「…がなければ」とか「…がない限り」といった意味で使われます。英語の without と同じような感じです。

例えば、アメリカの『Los Angeles Times』で以下のような使われ方をしています。

Absent an unexpected groundswell of opposition, Congress this week will pass legislation …”*1
【訳】予期せぬような反対の高まりがない限り、議会は今週にも法案を可決するだろう

まあ、absent 自体に「いる(ある)べき場所に存在しない」といった概念がありますので、「…がない限り」という日本語の意味を知っていなくても、文章はなんとなく理解できるのではないでしょうか。

感覚的には、absent の前置詞的な用法は、新聞記事とか学術的な論文や書籍などで使われる印象です。経済関係の記事でも見かけます。

初等学習で出会うような語にも、意外な使い方があるんですね。

参考資料:
*1 Jaffer, Jameel, Detainee-abuse photos and democracy, Los Angeles Times, October 20, 2009, http://articles.latimes.com/2009/oct/20/opinion/oe-jaffer20