apostrophe(’)は、結構何気なく使っている人が多いと思います。
ですが、やはり使うためのルールというものが存在します。
今回は、誰もが使う「アポストロフィ」についておさらいし、賢く使えるようになりましょう。
アポストロフィの3つの基本
apostrophe の基本的な役割は、以下の3つに集約されます。
2. 所有を示す
3. 文字などの複数形を作る
それぞれ見ていきましょう。
1.省略形を作る
apostrophe は省略形を作るときに使われます。
よく使われる例としては、「I’m」が挙げられます。
ご存知の通り、I’m は I am が省略されたものです。
他には、’96 のように「年」を省略する際にも使われます。もちろん、’96 は 「1996年」を指します。
なお、基本的に、フォーマルな論文などでは、省略形を使うのは良くないと言われています。私も学校でそのように教わりました。
ですが、最近ではこの決まりも徐々に薄れていっている感があります。それでも、やはり真面目な論文などでは省略形を使うのはできるだけ避けましょう。
2.所有を示す
apostrophe は、名詞を所有格にするために使われます。
例えば、「タロウの父親」という場合、Taro’s father と書きますよね。
このように、名詞を所有格にするために、’s を名詞の後につけます。その際に、apostrophe が使われます。
なお、its は「その」という意味で、it の所有格ですが、たまに it’s と間違えてしまう人がいます。
it’s は it is の省略形であり、「その」という意味にはなりません。it には its という所有格がありますので、アポストロフィが必要ないのです。its は、my や his などと同じ代名詞の所有格になります。
ホテルが1軒ある。そのホテルの名前は「有頂天ホテル」だ。
また、名詞が複数形の場合は、語尾が s で終わるものについてはアポストロフィをつけるだけで、「’s」とはしません。逆に、複数形でも語尾が s で終わらないものについては、「’s」をつけます。
男の子たちの帽子
男性たちの帽子
なお、Webster’s New World Dictionary によると、単数形の名詞で、s, sh, z の音で終わるものについては、アポストロフィと s である 「’s」の形でも良いですし、アポストロフィだけ「’」でも良いとのことです。
boss’s desk もしくは boss’ desk
Marx’s house もしくは Marx’ house
どちらでもOKです。
3.文字などの複数形を作る
たまに、文字や数字などを複数形にする必要がある場合があります。
この場合に、アポストロフィをつかって「’s」をつけることにより、その文字や数字などを複数形にすることができます。
「apple」には p が2つあります。
どうでしょう。普段何気なく使っていた apostrophe について、すこしは整理できたのではないでしょうか。
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