ホテルを退去することを「チェックアウト」と言います。皆さん、ご存知ですよね。
これは、英語ではもちろん check out と言います。
例えば、以下のように使いますよね。
ホテルは明日チェックアウトするよ。
なお、文法的に細かくなりますが、この文章で check out the hotel とすると間違いなんですね。この場合の check out は自動詞ですので、目的語を後ろに置くことができないのです。
ですから、例文にあるように check out of the hotel という風に前置詞 of が必要なのです。
他動詞と自動詞については、『「他動詞」と「自動詞」とは?違いと見分け方』で詳しく説明していますので、興味のある方はどうぞ。
さて、この check out、実は「ホテルからのチェックアウト」以外の意味でも使うのを知ってましたか。
「退院する」、「退社する」という意味の check out
実はこの check out、「病院から退院する」とか「会社から(タイムレコーダーを押して)退社する」という意味でも使われます。
「病院からチェックアウトする」、なんて日本語では言いませんが、英語では可能なんですね。
ですから、以下のように使うことができます。
患者は病院を退院した。
この場合も自動詞ですので、目的語を伴う場合には前置詞を忘れずに。
「(図書館から)本などを借りる」という意味の check out
check out は、「(図書館などから)本などを借りる」という意味でも使われます。
彼女はその本を図書館から借りたんだ。
ちなみに、「( 図書館から 本など)を借りる」の意味の check out は他動詞ですので、「チェックアウトする」の check out とは異なり、目的語を後ろに置くことができます。
「調べる」の意味の check out
check out は、「調べる」という意味でも使われます。
これは、check の本来の意味とも似ているので割と使いやすいですよね。
例えば、以下のように使います。
奴の経歴を調べろ。
他にも、Check it out! は、日本でもおなじみのフレーズではないでしょうか。
「調べる」の check out も他動詞です。