in the way と on the way の意味が分かりますか?違いと使い分けについて

in the way と on the way という表現があります。

違いは、といえば、前置詞の in と on が異なるだけです。

でも、たったこれだけの違いでも意味が全然変わってきちゃうのです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

in the way の意味

in the way は、「誰かが通るところを邪魔して」とか「行く手をふさいで」といった意味があります。

例えば、以下のように使います。

Am I in the way?
お邪魔ですか?俺、邪魔?

人々がせわしなく行き来する通路などで座っている時など、「私、邪魔じゃないかな」と思ったときは、上記のように聞いてみるといいかもしれませんね。

way というのは「道」という意味ですが、in the way という表現には、「人の行く道に存在する」=「邪魔する」といったニュアンスがあるようですね。

get + in the way もよく使う

in the way は、get と一緒に使うことが多いです。例えば、以下のように言います。

The marriage is getting in the way of his success.
結婚が彼の成功への足かせとなりつつある。

get を使うと「…の状態にする」という「状態の変化」のニュアンスを持たせることができます。

be in the way では「(すでに)邪魔である」というニュアンスですが、get in the way になると「邪魔になる、なりつつある」といった感じになります。

on the way の意味

on the way は、「…の途中で」とか「向かっている」といった意味です。

例えば、誰かが自分の家に来る予定だけれど、なかなか来ない。何しているんだろう、と思って携帯電話に電話したら、以下のような返事が来ることもあります。

I’m on the way.
今、向かっているところだよ。

また、帰宅途中であれば、以下のようなフレーズを使うことがあります。

I’m on the way home.
今、家に向かっています。帰宅途中です。

on the way の the の部分を my などの所有格に置き換えて使うこともよくあります。

例えば、以下のように使います。

He visited his parents on his way to work.
彼は仕事に行く途中に両親のもとを訪れた。

まとめ

今回の記事の内容を簡単にまとめると以下のようになります。

in the way 「邪魔して」「行く手を阻んで」

on the way 「途中で」「向かっている」

似ている表現ですが、適切に使い分けましょうね。