「産休」は maternity leave、では「父親の産休」は何て言う?メジャーリーガーも産休で休む

女性が出産時に取れる休暇のことを「産休」と言いますが、これを英語で言うと maternity leave となります。

to take maternity leave
産休を取る

maternity は、「妊娠(出産)の」という意味です。名詞では、「母性」といった意味でも使われます。日本語でも、「マタニティードレス」などでよく見かけますね。

また、仕事などを許可を得て休む休暇のことを英語で一般に leave と言います。

さて、この maternity leave は、通常母親しか取ることはできず、父親の方は取ることができません。

不公平でしょうか。確かに、父親であっても、産休を取って赤ちゃんの面倒を見たい人もいるはずですよね。

実は、父親が maternity leave を取れない、と先ほど述べたのは、maternity leave の maternity に「母性」といった意味があるからで、父親には「父親の産休」に該当する用語があるからなのです。

「父親産休」は paternity leave

「父親が取る産休」のことを英語で paternity leave と言います。

paternity には、「父親であること」とか「父性」といった意味があります。

父親が産休を取る場合には、maternity leave ではなく paternity leave を取るんですね。

ただ、maternity leave は女性のみで paternity leave は男性のみ、ということでは必ずしもないらしく、国や州の法律や慣習によって異なることもあります。

また、paternity leave については会社の方針にもよるらしいので、一概には言えないようです。例えば、女性でも paternity leave を取れることもあるらしいですね。

気になる方は調べてみてください。

メジャーリーガーも産休を取る?

この paternity leave という考え方は結構浸透してきていて、実はアメリカの野球リーグであるメジャーリーグ(MLB)でもこの制度が設置されているのです。

MLBでは、2013年から Paternity Leave List (父親産休リスト)なるものが設けられました。これにより、野球選手も赤ちゃんのために休暇を取ることができるようになったんですね。

ちなみに、Paternity Leave List のように「~リスト」というのはメジャーリーグでは結構多いです。

有名なものでは「故障者リスト(Disable List)」というものがありますし、他にも身内に不幸があった場合に取れる「忌引きリスト(Bereavement List)」などもあります。

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