serious は、日本語で解釈すると、大まかに分けて3つの意味があります。
1つは、「まじめな」とか「真剣な」という意味。2つ目は、「本気の」とか「冗談ではない」という意味。3つ目は「重大な」という意味です。
英語で serious を使う場合は、こういった意味合いのことをイメージして使うのですが、日本語の表現に訳す時には、serious がどのように使われているかによって、訳し分ける、つまり解釈し分ける必要があります。
そこで、実際に serious が使われる表現をいくつかピックアップして、serious の解釈の仕方について考えてみましょう。
You are not being serious の意味と使い方、解釈の方法
例えば、あなたが誰かと一緒に何かしらのプランについて話し合っているとします。
あなたは一所懸命に考えているのに、相手の人がふざけた提案などばかり言ってきたとします。
こういった場合、日本語では「ふざけないでよ!」と言いますよね。こういった場合に、以下のようなフレーズを使うことがあります。
君はマジメに取り組んでいない。ふざけている。
例えば、以下のような感じです。
Hanako: Hey, you’re not being serious.
タロウ:誰かの車を盗んで次の町に行くのはどうよ?
ハナコ:もう、ふざけてるよね。
このように、you are not being serious には、「あなたは真面目にしていない」という意味で使われることがあります。この場合、serious は「真面目に」という意味で使われていますね。
以下の例では、同じ you are not being serious でも、「本気じゃないでしょ?」「マジで言ってる?」という意味で使われています。
Hanako: You’re not being serious, are you?
タロウ:仕事を辞めて、自分の会社を作ろうと思うんだ。
ハナコ:冗談でしょう?
この場合、serious は「本気に」という意味で使われていることになります。
なお、「本気?」という表現については、Are you serious? という表現も使われることがあり、どちらかというとこちらの方がよく使われます。
私の感覚では、Are you serious? というのは、冗談か本気か判断がつかない、フィフティ・フィフティの場合に使うような感じで、You are not being serious, are you? の方は、「冗談だと思うけど、念のため確認しておく」といった感じのニュアンスです。あくまで私個人の感覚ですが。
「重大な」というの意味の serious の使い方
serious には「重大な」という意味もあることは上に述べたとおりですが、この意味での serious は、どちらかというとネガティブな意味合いで使われることが多いです。
重傷、重い怪我
重大な事故
重病、重い病
このように、「冗談では済まされない」物事について、「重大な」の意味の serious が使われることが多いです。
serious incident (重大な事故)を避けるためにも、serious を上手く使い分けましょうね。