data は単数形?複数形?data is と data are の使い分けと datum の使用について

みなさんは、data を複数形 data are として扱いますか、それとも不可算名詞として単数形 data is として扱いますか。

あ、ちなみに data の複数形は datas ではありませんよ。その理由は、以下の説明を読めば分かると思います。

data の語源はラテン語

data を複数形で扱う、と答えた方は、もしかしたらラテン語もしくは専門用語の知識が有る方なのかもしれません。

というのも、data は元々ラテン語で、datum の複数形だからです。

data の複数形が datas ではないということもこれで分かりますよね。

data 自体が複数形なのですから。

ということは、正式には data は datum の複数形なので、「data は複数形で扱う」が正しい、ということになりそうです。

data の現在の用法

しかしながら、現在、data の単数形を datum として扱う用法もだんだん古臭くなってきているようです。

英語を母国語とするイギリスやアメリカでも、data を複数形で扱うのか、それとも単数形として扱うのか、ということについて議論を呼んでいるようです。

この議論を扱ったブログ記事も見つけました。

Data are or data is? Posted by Simon Rogers

data は複数形?単数形?専門家の見解

手元の辞書『ジーニアス英和辞典』では、以下のように説明されています。

datumの複数なので正式には複数扱い;(米)では社会科学分野では通例単数扱い、自然科学分野では複数扱いが多い;一般に日常会話では複数扱いで用いるときざに思われる

ジーニアス英和辞典

「きざに思われる」なんて、面白い説明ですね。

日本での英語教育の経験が豊富なジャン・プレゲンスも、自身の著書『ジャンさんの「英語の頭」をつくる本―センスのいい科学論文のために』で以下のように述べています。

正しくは、datumが単数形なんですが、これを使うと、ちょっときどってるような感じがします。ナチュラルな英語じゃない。

ジャンさんの「英語の頭」をつくる本―センスのいい科学論文のために(p. 195)

また、上記ブログでも引用されているThe Oxford English dictionaryの説明は、以下のようになります。

In Latin, data is the plural of datum and, historically and in specialized scientific fields, it is also treated as a plural in English, taking a plural verb, as in the data were collected and classified. In modern non-scientific use, however, it is generally not treated as a plural. Instead, it is treated as a mass noun, similar to a word like information, which takes a singular verb. Sentences such as data was collected over a number of years are now widely accepted in standard English.

The Oxford English dictionary

現在の傾向としては、科学分野の専門的な文書では、datum と data で単数と複数を使い分けることが望ましいこともありますが、一般的には、information のような、不可算名詞で使用する方が自然に感じられる、ということですね。

data は不可算名詞?

上にも述べた通り、data を複数形として扱うか単数として扱うか、については、英語の本場でも議論が分かれる問題です。

つまり、誰にも受け入れられる100%正しい用法というのは残念ながらまだ得られないようです。

私は、data を information のような不可算名詞で使用しています。専門文書を書く場合でもそのような使い方をします。

そして、今までのところ、それで間違いを指摘されたり問題が起こったことはありません。

また、正しい用法については議論が分かれる問題ですが、「好ましくない用法」というのは考えられます。それは、以下のような使い方です。

a data is stored

これは、data が単数扱いされているので、「正式」な用法にも合致しませんし、不可算名詞の扱い方からしてもおかしいですね。これを正しく書き直すと、

a piece of data is stored

もしくはラテン由来の正式用法に則るなら、

a datum is stored

となります。

(ただし、これにも少しやっかいな問題があって、data が「具体性」を持ったとき、a data と言えなくもないのです。この点については、「不可算名詞でも数えられる?冠詞をつけるべき場合とは」に詳しく説明しておりますので、ご参照ください。)

参考資料:
・ジャン・プレゲンス、『ジャンさんの「英語の頭」をつくる本―センスのいい科学論文のために』、株式会社インターメディカル、1997

効率的な英会話の勉強法

英語の習得には、英語に関する知識を習得するだけでは不十分です。実感している人も多いでしょう。

英語に限らず、語学の習得には、知識のインプットは当然のことながら、その知識を土台としたアウトプットが必要不可欠です。

また、その過程で、自分の語学の上達度をアセスすることも必要となります。特にビジネスパーソンにとっては、時間の制約もありますので、自分の上達度合いを把握することは、効率的な勉強のために重要なことだといえます。

最近は、オンライン環境の向上により、英会話がより学びやすい環境が整っています。それでも、英会話の上達度合いを測ることができなければ、効率的に学習を進めることは困難です。

「レアジョブ英会話」の「スマートメソッド®コース」では、CEFRと呼ばれる国際標準規格を日本の英語教育に応用した指標であるCEFR-Jを採用しています。投野由紀夫教授(東京外国語大学)を中心に開発された、いわば「日本人の英語学習者のための指標」です。この指標に基づいて、スピーキングレベルが設定されています。

個別に最適化されたレッスンやコンサルティングも提供されておりますので、着実かつ効率的に英語のスピーキング能力を向上させることが可能です。

無料相談も可能ですので、ご興味のある方はどうぞ。



オンライン完結成果保証型英会話のスマートメソッドR