graduate の意味と使い方 graduate from? graduate at?

graduate は、「卒業する」という意味で一般的に使われる語だ。

基本的に自動詞で使われるが、最近では他動詞で使われることもあるという。

また、名詞としての意味もある。

それでは、graduate の詳しい意味と使い方を見ていこう。

「卒業する」という意味の graduate

graduate は、「卒業する」という意味で使われる一般的な語だが、大抵の場合、前置詞の from を伴う。

He graduated from the University of Tokyo.
彼は、東京大学を卒業した。

なお、専攻科目を伝えたい場合は、in を使う。

She graduated in law from Kyoto University.
彼女は、京都大学の法学部を卒業した。

このように、graduate を使う場合、from の後に大学(学校)を置き、in の後には専攻科目を置くということを知っておこう。

graduate at は間違い?

graduate at という風に使ってしまう例もあるようだが、これは誤りで、普通は graduate at という使い方はしない。

at には「場所」を示す用法もあるので、ありがちな誤りである。

他動詞としての graduate

通常、graduate は、from などの前置詞を伴って、自動詞として使われる。

ただし、graduate が他動詞として使われることもある。

というのも、graduate は「学位を授ける」という意味もあるからだ。(そもそもこちらの用法の方が自動詞的用法よりも先にあったという話もある。)

だから、graduate を他動詞的に「学位を与える」という意味で、受け身的に以下のように使っても、ほぼ「卒業する」と同じような意味合いになる。

He was graduated from the University of Tokyo.
彼は東京大学から学位を授かった = 東京大学を卒業した。

ところが、最近は、特にアメリカで、 He graduated college.(彼は大学を卒業した。) などのように、本来の使い方からは乖離した形で他動詞的に使われることもあるようだ。

ただし、この使い方は口語的であり、標準とはされない。

「卒業生」という意味の graduate

graduate は、「卒業生」という意味の名詞で使われることもある。

He is a graduate of Kyoto University.
彼は、京都大学の卒業生だ。

名詞として使われる場合、大学の前の前置詞は、of か from が使われる。