英文法を勉強していると、「主部」と「主語」という、よく似た名称の文法用語に出会うことがあると思います。
少しややこしいですよね。
今回は、「主語」と「主部」の違いについて分かりやすく解説します。
「主部」と「主語」
「主部」と「主語」を簡単に説明すると、以下のようになります。
「主部の中で中心となる語を主語という」
つまり、大きな概念である主部の中に、主語が存在するようなイメージです。
それでは、「主部」と「主語」について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
「主部」って何?
「主部」とは、文章における主題となる部分です。
とはいえ、主題といっても少し分かりづらいですよね。
簡単に言えば、文章の中で「…は」とか「…が」となる部分のことだと思ってください。
例えば、以下の例文を見てみましょう。
壁にかかっているその絵は、とても高価です。
この例文においては、the picture on the wall が主部にあたります。
ちなみに、「…である」という部分、例文では is very expensive の部分は、「述部」と呼ばれます。
「主語」って何?
それでは、「主語」について説明しましょう。
「主語」とは、先ほど説明した主部の中で、修飾するような語句を除いた中心となる語のことです。
先ほどの例文では、the picture on the wall が主部であると説明しましたが、この中で主語にあたる部分は picture となります。
なお、主語は必ずしも1語でなければならないわけではありません。
例えば、動名詞を含む句や、to不定詞を含む句などでは、複数の語がひとまとまりで主語となります。
日本に住むのは楽しい。
上の例文では、living in Japan が主語であると解釈されます。
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