英語における補語って何でしょうか。
実は、補語はみなさんが英語で当たり前のように使っているものなのです。
今回は、そんな補語について解説します。
補語とは何か
「補語」とは、その名前が示すように、「文章を補うための語」のことです。
つまり、通常の「主語+動詞」や「主語+動詞+目的語」といった構成だけでは文章の意味が成り立たない場合に、補語があることで文の意味が通じることになります。
補語は英語で complement ですので、文型の話をする際には C の記号が使われることがあります。
さて、補語には「主格補語」と「目的格補語」があります。
それぞれ見てきましょう。
主格補語って何?その例
「主格補語」は、「主語を説明するための補語」です。
例えば、以下の例文をみてください。
私の母は先生です。
この場合、a teacher が主格補語にあたります。
主語である my mother が何であるかを説明する語句ですよね。
目的格補語って何?その例
「目的格補語」は「目的語を修飾する補語」です。
例えば、以下の例文を見てください。
彼らは彼を臆病者と呼んだ。
この文では、目的語である him を修飾する補語として a coward が使われています。
They called him. だけだと、「彼らは彼を呼んだ」という意味になり、違う意味になります。
補語の a coward があることにより、意図される文が成り立つわけですね。
目的語と補語の違いと見分け方
目的語とは、「他動詞の対象となる語句」のことです。
そして、補語は、その目的語を修飾する語句、もしくは主語を説明する語句です。
例えば、先ほど挙げた例文を見てみましょう。
彼らは彼を臆病者と呼んだ。
この場合、him が目的語であることは問題なく分かると思います。
a coward については、called という動作の対象ではなく、him を修飾する語句であることが分かります。
ですので、a coward は補語であるということが分かります。
補語と修飾語との違いと見分け方
補語と修飾語の大きな違いは、「それがなくても文章が成り立つかどうか」という点です。
修飾語は、なくても文章の意味が通じます。あくまで、文章をより詳しく説明するための語句だからです。
これに対し、補語がない場合は、文が成り立たないか、もしくは異なった意味となってしまいます。
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