「極対数」は、モータなどの技術に関して使用される用語だ。
ちなみに、日本語では「きょくついすう」と読む。「きょくたいすう」とも読めそうだが、意味を考えれば「きょくついすう」と読む方が理にかなっていると思われる。
極対数の意味
「極対数」とは、モータなどの磁極の対の数を表す。
上で「きょくついすう」と読むのが理に適う、と述べたが、「極対数」が「極の対(つい)の数」を示すものだからだ。
N極とS極の2つを1対として、何対あるのかを示した数だ。
ちなみに、「対数(たいすう)」とは数学用語で、英語で logarithm という。log の記号を使う、といえば思い出す方も多いだろう。理解するのに苦労した方も多いのでは。
極対数は英語で何?
「極対数」は、英語で (the) number of pole pairs とするのが自然だろうと思う。
pole は、一般に「極」と訳される語で、モータの極についても pole が使われる。日本語でも、「モータの極数(number of motor poles)」の「極数」は「ポール数」と呼ぶこともあるようだ。
「対(つい)」は、もちろん pair と訳すのが普通。
技術英語に関する他の記事もどうぞ。
⇒「技術英語事典」目次へ