more often than not の意味が「たいてい」なのはなぜ?

more often than not は、「たいてい」とか「通常」、「普通は」といった意味です。

基本的に、「起こる頻度が50%以上のこと」について使います。

More often than not, we eat dinner together.
たいてい私たちは夕食を一緒に食べます。

意味的には、usually と同じような感じですが、more often than not はより口語的な表現です。

more often than not が「たいてい」の意味になるのはなぜ?

more often than not は、それだけで見ると「ん?」となってしまいませんか。

素直に意味が頭に入ってこないような。

なぜ more often than not が「たいてい」の意味になるのか、少し考えてみましょう。

この表現の場合の more … than は、「…よりも…だ」と解釈するよりも、「…というよりは…だ」とか「…というよりむしろ…」という風にとらえると分かりやすいと思います。

そして、more often than not の後に、often が本来はつけられていたのではないか、と考えます。

つまり、本来は more often than not often だったのではないか、ということです。

すると、not often の意味が「めったにない」という意味であるとすれば、「more often than めったにない」ということになります。

「more often than めったにない」=「滅多にないよりかは頻繁に」ということであれば、「たいてい」という風に解釈できるわけですね。

まあ、more often than not = usually と考える方が分かりやすいですかね、やっぱり(笑)。