「買う」を英語で言う場合は、一般に buy を使いますよね。
しかし、buy と似たような動詞に purchase という語もあります。
さて、buy と purchase、どう違うのでしょうか。そして、どのように使い分ければよいのでしょうか。
buy は「買う」 purchase は「購入する」
buy と purchase は、どちらも「買う」という意味では違いはありません。ですから、互いに置き換えて使うことができます。
ただし、buy の方が「買う」を意味する最も一般的で広く使われる語であるのに対し、purchase の方は少しかしこまったニュアンスで、どちらかというと「購入する」に近くなります。
ですから、buy は話し言葉、書き言葉両方で広く使われるのに対し、purchase はどちらかというと書き言葉で使われる度合いが高く、さらにビジネスや契約書などで使われることもあります。
buy は一般的、 purchase は高価・ビジネス
上に述べたように、buy は「買う」で広く一般的に使用され、 purchase は「購入する」のニュアンスであらたまった印象があります。
そのため、buy の方は、値段の低いものから高いものまで幅広い対象について使うことができます。
しかし、purchase の方は、値段の低いものや日用品の類について使うことは稀です。使うことがあっても、それはビジネス的な意味合いを持ちます。
例えば、「ミルクを買う」という場合に、
ということは普通にあります。「スーパーなどで個人が牛乳を買う」というニュアンスです。
しかし、
という風にすると、「ミルクを仕入れる」とか「(ビジネスや投資として大量の)ミルクを購入する」という意味合いに近くなります。
buy を使った例文
それでは、buy を使った例文を見てみましょう。
昨日、服を買ったよ。
彼はその試合のチケットを買いたい。
このように、広く一般的に使われます。
⇒「買ってもらった」を英語で何と言う?「…してもらった」「…してくれた」の表現について
purchase を使った例文
それでは、purchase を使った例文を見てみましょう。
当社は当該品物を仕入れた。
彼は株を購入した。
これらの文では、purchase の代わりに buy を使うこともできます。
英語の使い分けをもっと知るために
英語表現の使い分けについてお悩みの方や、語に違いについてもっと興味のある方は、「英語使い分け事典」を是非ご覧ください。
「英語使い分け事典」では、混同しやすい英語表現や間違えやすい単語の選び方について、まとめております。
⇒「英語使い分け事典」へ