second thought の意味は「2番目の考え」?ちょっと考えを改めてみましょう

「第2の」とか「2番目」といった意味の second を使った表現は結構多いですが、今回は second thought についてご紹介します。

second thought の意味と使い方

second thought もしくは second thoughts は、「再考」といった意味になります。

second thought を文字通り解釈すれば「2番目の考え」ということになりますので、「再考」という意味に近いのではないでしょうか。

この表現は、second thought と単数形で使うこともありますし、second thoughts と複数形にすることも多いです。

以下に説明するように、have などの動詞と一緒に使う場合は、second thoughts と複数形にすることが多いです。また、否定形や without などの語と一緒に使う場合は、a second thought と不定冠詞 a がついた単数形が多いです。

have second thoughts の意味と使い方

have などと一緒に用いて have second thoughts のように使うと、「考え直す」、「再考する」、「気が変わる」といった意味になります。

change one’s mind と似たような意味です。

I had second thoughts about moving to Europe.
ヨーロッパへ引っ越すことについては考え直した。

have の代わりに give を使って、give second thoughts の形で使うこともあります。

My words gave her second thoughts about the divorce.
私の言葉で、彼女は離婚について考え直した。

have を使うと、自発的に「考え直す」といったニュアンスですが、give を使うと「…がきっかけで(…のせいで)考え直す」といったニュアンスになります。

なお、「考え直す」という意味の表現に、think better of it もあります。下記の記事で説明しておりますので、ごらんください。

⇒「think better of (it) の意味と使い方

without a second thought の意味と使い方

without a second thought とすると、「よく考えずに」とか「深く考えずに」、「気に留めず」、「考え直すことなく」、「ためらうことなく」といった意味になります。

I bought the book without a second thought, but I later found the same book in my bookshelf.
僕はその本をよく考えずに買ったんだけれど、後に自分の本棚に同じ本があるのを見つけたんだよ。

on second thought の意味と使い方

on second thought とすると、「よく考えなおしてみると」とか「考え直した結果」といった意味になります。

「よく考えなおしたんだけど、やっぱり…」みたいな感じです。

この形では、文頭に置いて、副詞的に使われることが多いですね。

On second thought, I’ve decided to stay here.
気が変わった。ここに残ることに決めたよ。

なお、on second thought の形で使う場合は、不定冠詞をつけず、単数形で使うことが多いです。ただ、イギリス英語では、on second thoughts と複数形にすることもあるようです。

英語表現やイディオムの知識を深める

今回学んだ表現以外にも、様々な表現に触れてみたいと思いませんか。

是非、下記をご覧ください。

英語表現・イディオム辞典(英和)

英語表現・イディオム辞典(和英)