「風」を意味する wind と breeze その違いと使い分け

「風」を意味する英語としては、一般的に思い浮かぶのは wind ですよね。

で、少し語彙力のある方は、breeze という語を挙げるかもしれません。

それでは、wind と breeze は、どのように異なり、使い分けるのでしょうか。

wind は「不快な風」?

wind は、「風」を意味する一般的な語です。

ですから、通常「風」を意味する英語として wind を使うのは問題ありません。

ただ、wind は、しばしば「不快な風」というニュアンスを持つことがあります。

The wind caused the tree to fall.
風のせいで木が倒れてしまった。

そのため、wind は、fierce(激しい)とか harsh(厳しい)といった形容詞と共に使われることもありますね。

なお、「今日は風が強い」などのように、天候などについて話す際には、形容詞形の windy をよく使います。

It’s windy today.
今日は風が強い。

breeze は「そよ風」

しばしば「不快な風」の意味を持つ wind とは異なり、breeze は「心地よい風」というニュアンスを持つことが多いです。

「そよ風」という訳がしっくりきますね。

Why don’t we go outside and enjoy the breeze?
外に行って、そよ風を楽しもうよ。

breeze と一緒に使われる形容詞には、gentle(穏やかな)といった、まさに穏やかなものが多いです。