overlook と oversee、とても良く似ている語ですよね。over の後に続く語が、それぞれ look と see で、共に「見る」という意味なのですから。
しかし、overlook と oversee の意味はかなり違います。違うどころか、ほぼ正反対の意味なのです。
overlook の意味
overlook は、主に「見落とす」という意味で使われます。不注意から無視してしまう、といったニュアンスです。
He overlooked the notice and did not attend the meeting.
彼は通知をうっかり見落としたため、この会議に出席しなかったのだ。
彼は通知をうっかり見落としたため、この会議に出席しなかったのだ。
このように、overlook は、「(不注意で)見落とす」という意味があります。他にも、「大目に見る(大目に見て見逃してあげる)」という意味で使われることもあります。
oversee の意味
oversee は、主に「監督する」とか「取り締まる」、「取り仕切る」といった意味を持ちます。
The scientist has overseen many experiments relating to the chemical substance.
その科学者は、その化学物質に関する多くの実験を監督してきました。
その科学者は、その化学物質に関する多くの実験を監督してきました。
oversee は、supervise とほぼ同じような意味で使われます。
overlook と oversee の違いのまとめ
上述のように、overlook が「うっかり見落とす」といった意味を持つのに対し、oversee は「管理・監督する」といった意味で使われるので、これらの語がほとんど正反対の意味で使われるのが分かりますね。
見かけはほとんど同じ意味を持つこれらの語ですが、意味は全く異なります。出会ったときには、くれぐれも間違って文章を理解しないように気を付けましょう。
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